和の美しさと近代的なデザインを組み合わせた

和モダンエクステリアが完成しました。

植栽や洗い出しコンクリートで和を感じさせ

直線的な浮き階段や目隠しフェンスで近代風を。

どの角度から撮影しても、美しいお庭が映し出されます。

道路から玄関まで続くアプローチは

高低差のある敷地を利用し、景色を楽しみながら

歩けるよう浮き階段を施工しました。

高さをあえて一つ一つバラつかせた浮き階段は

影が出る面積を増やし、陰影を多く作ります。

影が多いほど明暗を表現できますし、陰影の立体感で

深さや奥行きの広がりをより感じさせることが出来ます。

また植栽をふんだんに使うことで、小道を歩きながら

木々の彩り、花の香り、葉と葉が触れる心地よい音を

目や鼻、耳、五感で愉しむことが出来ます。

コンクリートは洗い出し仕上げを採用しました。

和の趣を感じさせると共に植栽の映る影を美しく

魅せてくれ、その姿は涼しげで、眺めているだけで

気持ちよさを感じさせる情景に創り上げてくれます。

また光の当たり方によって影の出方が変わるので

季節や時間による変化を味わいとして毎日愉しむことが出来ますね。

和モダンな住宅の白と茶色を基調としている中に

スリムなスタンド・ポスト本体のブラックフレームを

差し込むことでが黒がアクセントとなり

よりアイテムが引き立つデザインとなりました。

配色一つでアイテムが本来以上の演出を魅せてくれます。

アプローチサイドには、和風庭園をイメージした

空間を設けました。

庭園と言えば「石」「水」「植物」のような自然物が

イメージに結び付きやすいのではないかと思います。

そこで、この幅３ｍ×奥行１ｍの和風庭園の中に

４種類の石を組み合わせ、庭園を造っていきます。

①乱張り石　②景石　③天然川砂利　④延段石

①柔らかな印象のある色の乱張り石を敷き

　落ち着いた雰囲気のベースを作ります

②存在感のある自然素材の栗石を配置

③角が丸い天然川砂利でソフトな印象をつけて

④空間区切りの延段石はメリハリをつける最適アイテム

４つの石をバランスよく配置し、素敵な庭園が施工できました。

フェンスは高さ１.８ｍに設定し、色はシックグレー。

和モダンの基調となるカラーの一つ。

グレーを選択することで住宅や他外構アイテムと

馴染みやすく、統一感が出ました。

フェンスに沿って、ハイノキとソヨゴという植栽を植え

その高さはどちらとも２ｍ超えになっています。

フェンスより高い植栽を並ばせることで空間自体を

高く魅せ、圧迫感のない広々とした印象を与えてくれます。

またフェンスが植栽の背景となり、用途が目隠しだけではなく

植栽をより美しく魅せるための目的にも使われています。

フェンスを抜け、主庭に入ると天然芝がお出迎え。

種類の芝生は《姫高麗芝》です。

芝生には様々な種類がありますが、

姫高麗芝は他の葉より美しく、柔らかい。

そしてキメ細かいので観賞用として使用されることが多いそうです。

天然芝に足を踏み入れた感想は、一言で「フカフカ！」

一本一本の毛が細く、密度が高いからなのでしょうね。

乗り心地が気持ち良いです。

一面、緑で美しい庭になるのが楽しみですね。

住宅に繋がるウッドデッキは、不規則な柄と色がより

自然な色合いを表現しリアルな木目調に感じさせる

ヴィラウッド（三協アルミ）という製品です。

色はコルクブラウンで、ワインのコルクのような

優雅で落ち着きのある色味となっております。

またデッキ側面にある接続部分を隠す

《幕板》という板があります。

デッキの表面部と素材を合わせることが多い部分ですが

今回は表面と同じ樹脂素材ではなく

アルミ素材にしました。アルミにすることで

シャープで洗練された印象になりました。

プリモポールライトスリム（only one）

を設置しました。

ブラウン部分は、ザラザラとしたサテン調の仕上げで

ツヤ感よりマットなイメージに近いです。